ストレスを抱え込むとEDになるの?心因性EDとストレスの関係とは・・・

40歳を過ぎた辺りから精力の減退に悩む男性が増えてきます。これは男性ホルモンのテストステロンの分泌量が減少することによって起きる現象です。

テストステロンは20歳前半にピークを迎えてそこから徐々に分泌量が減少していきます。

そのため、40歳前後に差し掛かるとテストステロンの分泌量が不足しがちになり、ED(勃起不全)や中折れに悩む男性が増えてきます。

40歳以上の男性で精力の減退に悩む場合は身体的な要因が大半です。

その一方で30代前半や20代後半からEDに悩まされる男性も存在します。これらの若い年齢層の男性はテストステロンの分泌量も豊富なはずですが、なぜEDになってしまうのでしょうか?

もしかしたらストレスを抱えすぎていることが原因でEDを発症している可能性があります。

ストレスによる悪影響

まずはストレスについて詳しく見ていきましょう。

「現代はストレス社会」と言われていて、誰もが多かれ少なかれストレスを抱えて生活をしています。

そもそもストレスとは困難や災害を経験することによって身に付ける本能的な身体反応です。脳の覚醒レベルと集中力を高めて肉体的・精神的を整えることでそれらの障害に対処しようとします。

つまりストレスは気力を高めたり、肉体的・精神的な機能を高めるメリットもあります。

しかし必要以上にストレスを抱えているとストレスホルモンが過剰に分泌して、逆に身体・精神・行動などに悪影響を及ぼすことが分かっています。

身体面

身体に及ぼす影響としては、肩こりや目の疲れ、肌荒れ、頭痛、不眠、自律神経の乱れなどが現れます。精力においては性欲が湧き難くなったり、勃起力が減退していくケースもあります。

精神面

精神面に及ぼす影響としては、不安やイライラ、落ち込み、うつの症状がなどが現れます。

行動面

行動面に及ぼす影響としては、暴飲暴食や過度の飲酒・喫煙をするケースがあります。また仕事に行くことが億劫になり、遅刻や欠勤をする回数が増えていきます。

心因性ED

比較的若い年齢層(20代後半~30代)の男性がEDになる場合は心因性EDに陥っている恐れがあります。

心因性EDとは文字通り、心理的・精神的な要因によってEDになってしまう症状のことです。

例えばうつ病や総合失調症などの精神疾患や、職場のストレス、夫婦関係、幼少期のトラウマなどによってEDになります。

心因性EDは大きく現実心因と深層心因に分類できます。

現実心因

現実心因とは日常生活において過度のストレスを抱えている場合が該当します。例えば職場のストレスや失恋、ペニスに関するコンプレックス、経済的な不安など、さまざまなものが挙げられます。

特に毎日の仕事で大きな責任やプレッシャーを抱えている場合は四六時中心配事が頭から離れなくなってしまい、脳が性的興奮を感じにくくなる傾向があります。

そのため、正常時のような勃起力を発揮することができなくなってしまうのです。

深層心因

深層心因とは、現実心因のようなストレスではなく、心の奥深くに隠れている怒りや憎しみ、不安などが該当します。

具体的には幼少期に経験したトラウマやエディプス・コンプレックス(潜在的な近親相姦の欲望)、パートナーの愛憎葛藤などが挙げられます。

現実心因は表面に現れますが、この深層心因は一見するとその原因が分からないので原因を究明するのに時間がかかります。

心因性EDになりやすい人

心因性EDになりやすい人となりにくい人が存在します。心因性EDになりやすい人としては、神経質や几帳面な性格の人が当てはまります。

特に気分転換をするのが下手でいつまでも不安や問題を抱え込んでいる人、責任感が強すぎる人などは要注意です。

そのような人が一度EDの症状が現れただけで思い悩んでしまい、さらにストレスを自分自身に与えてしまうことでEDの症状が進んでしまう悪循環に陥ってしまう恐れがあります。

心因性EDの改善方法

バイアグラの処方

現実心因と深層心因の2つに分類して適切な改善方法を紹介していきます。

現実心因

現実心因によるEDの場合は病院でED治療薬を処方してもらいましょう。日本国内で処方できるED治療薬としてはバイアグラやレビトラ、シアリスの3種類です。

単にED治療薬の効果を得られるだけでなく、ED治療薬を使用することで安心感が生まれて精神的に勃起しやすくなるというメリットもあります。

ED治療薬を使用して数回ほど性行為が上手くいくと、その成功体験が自信となり勃起力が復活してED治療薬なしでも性行為ができるようになるケースも多いです。

また、パートナーにEDの悩みを打ち明けてお互いに共有することも効果があります。パートナーからの愛情を感じることによって安心感を抱き勃起力が回復するケースもあります。

深層心因

現実心因の場合と同様にED治療薬を試してみて下さい。軽い症状の場合はED治療薬でも改善することがあります。

一方で症状が重い場合はカウンセリングや行動療法などの治療を行う必要があります。専門カウンセラーの力を借りてじっくりと治療を施していきます。

パートナーとの関係性に問題がある場合はパートナーと一緒にカウンセリングを受けることも有効な方法です。お互いの間で生じている問題を解明してEDを改善していきます。

まとめ

適度なストレスは身体面や精神面にプラスに働くことがあります。

しかし必要以上にストレスを抱えていると身体面や精神面に悪影響を及ぼし、さらに男性の場合はEDの原因になるケースもあります。

もしあなたが現在ストレスを抱えすぎてEDになっていると感じているのであれば、できる限りストレスを抱え込まないように上手に気分転換をするようにしてください。

気分転換をしてもEDがなかなか改善できない場合は恥ずかしがらずに病院で相談するようにしましょう。

上述しているようにED治療薬を処方してもらうだけでEDが改善することもありますよ^^



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