レビトラはバイエル薬品が製造販売しているED治療薬です。バイアグラの次に誕生したED治療薬としても知られています。
レビトラは英語で「LEVITRA」と表記します。フランス語の男性定冠詞の「le」とラテン語で“生命”を意味する「vitra」の意味から名付けられました。
2004年から国内販売開始
日本国内では2001年12月に厚生労働省に承認申請を実施して、2004年4月に製造販売の許可が下りました。
同年6月から5mgと10mgのレトビアが販売され、3年後の2007年7月から20mgのレトビアが販売されました。
レビトラの効果
レビトラはED治療薬ということで「服用すれば自動的に勃起する!」と考えている方もいますが、それは間違いです。
正確には脳や身体に性的な刺激を受けることによって、興奮して勃起する際にその勃起をサポートする働きをする効果があります。
つまりレビトラを服用したとしても、性的な興奮を感じなければ勃起することはありません。
男性の肉体は性的な刺激を受けることでNO(一酸化窒素)が放出されて、性器付近の細胞内にGMP(サイクリックグアノシンーリン酸)という血管を拡張させる物質が増加することで勃起します。
そして一定の時間が経過すると、cGMPをPDE5(ホスホジエステラーゼ5型)という酵素が破壊することで海綿体の血管が収縮して勃起が治まる仕組みになっています。
レビトラにはバルデナフィルという成分が配合されています。
バルデナフィルには勃起状態を治めるPDE5の働きを阻害する働きがあるため、勃起をサポートする働きがあるのです。
バイアグラとの違い
ED治療薬として知られている医薬品の中にバイアグラがあります。このバイアグラとレビトラの違いは一体どのようなところなのでしょうか?
どちらも性的刺激による勃起をサポートする働きがあるのですが、配合されている有効成分が異なります。レビトラは上述しているようにバルデナフィル塩酸塩水和物が配合されています。
一方のバイアグラにはシルデナフィルクエン酸塩が配合されています。
どちらが優れているとは一概には言えません。体質によって成分が及ぼす作用の度合いが異なるので、両者を飲み比べてあなたに合ったED治療薬を選択するようにしましょう。
処方方法
レビトラは病院で処方してもらうことができます。ED治療薬を取り扱っている最寄りの病院で処方してもらって下さい。
レビトラなどのED治療薬は保険診療の適用外となっているので保険証は必要ありません。
担当医師から問診を受けて、問題がなければ処方してもらえます。服用している薬がある場合はしっかりと伝えてください。
飲み合わせによって身体に悪影響を及ぼす可能性があるためです。また、緊張が原因でEDになっていると考えられる場合は精神安定剤の併用を勧められることもあります。
問診自体は簡単なものなので、5分~10分程度で終了します。
服用方法
レビトラは性行為を始める1時間前くらいに服用して下さい。空腹時に服用すると20分くらいで聞いてきて、通常よりも効果が出始めるのが早くなります。
逆に満腹時に服用すると体内への吸収が阻害されてしまい、勃起のサポート作用が低減する恐れがあります。軽い食事程度であれば問題ありませんが、油分が多い食事だったり満腹になるまで食べた場合は2時間程度時間をおくようにしましょう。
また、10mgと20mgとでは作用する期間が異なります。10mgの場合は服用して4~5時間程度作用します。20mgはその倍の8~10時間程度作用します。
1日の服用回数は1回(1錠)のみに制限してください。
気になる副作用
レビトラを服用することで考えられる副作用としては、顔のほてりや目の充血、頭痛、動機、鼻づまりなどが挙げられます。
これらの症状はレビトラを服用した大半の方々に現れるのでそれほど気にする必要はありません。
その他には胸やけや背部痛になるケースもありますが、成分が作用している時間が過ぎれば症状が治まることが多いです。
個人輸入は危険です
実際には病院以外にもインターネットなどで個人輸入でも購入することができます。
PCやスマホでネット検索をすれば分かると思いますが、多くの個人輸入サイトが存在しています。
中には偽造医薬品を取り扱っているケースがあるので十分に注意が必要です。偽造されたレビトラは不純物が混入している可能性があり、そのような成分を服用すると身体に悪影響を及ぼす恐れもあります。
そのため、レビトラを服用しようと考えているなら、インターネットでの購入は控えて病院で処方してもらうようにしてください。