ユンケル黄帝液は佐藤製薬から販売されている第2類医薬品の栄養ドリンクです。
滋養強壮や肉体疲労、病中病後、風邪などの発熱性消耗性疾患時の栄養補給に適した商品です。
栄養ドリンクということで精力アップ効果を期待できると考える方も多いですが、実際にユンケル黄帝液を飲むことで、根本的な精力アップ効果を実感することは難しいです。
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配合されている成分とは・・・
早速、ユンケル黄帝液に配合されている成分を見ていきましょう。
ゴオウやシベット、ローヤルゼリー、ハンピ、ニンジン、西洋サンザシ、ジオウなどの生薬が配合されています。
ゴオウ
ゴオウ(牛黄)とは、牛の胆嚢にできる胆石のことです。ビリルビンやコール酸などが含まれています。
このゴオウには抗ウイルス作用があり、体内から不要なウイルスを排出する働きがあります。
その他には鎮静作用や末梢血管を拡張させる循環器機能の向上効果などが期待できます。
ゴオウ自体には直接的な精力アップ効果はありませんが、鎮静作用によるリラックス効果は期待できるので、間接的には有効だと言えます。
シベット
シベットはジャコウネコの生殖器付近に存在する会陰線から分泌される液のことです。
ジャコウネコは東南アジアやヨーロッパ南部、北東アフリカなどに生息しています。
シベトンやスカトールなどの成分が含まれていて、一般的には香水の原料として使用されることが多いです。
消炎や鎮痛、強心作用、中枢興奮、勃起機能改善などの効果があります。
精力面においては中枢興奮や勃起機能改善が挙げられます。シベットの香りを嗅ぐことで中枢神経を興奮させて血流が増大します。
その結果、勃起機能の改善が期待できると言われています。
ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは女王蜂しか食べることを許されていない成分です。
このローヤルゼリーを食べている女王蜂はその他の働き蜂と比較して体長が大きく、寿命も長いことが分かっています。
タンパク質やアミノ酸、ミネラル(亜鉛)などが豊富に含まれていて、バランスの取れた栄養素によって優れた滋養強壮効果を発揮します。
ハンピ
ハンピ(反鼻)とは、マムシを加熱処理をして天日干しで乾燥させた後、皮を剥いで内臓を取り出したものです。
含まれている成分としてはアミノ酸や脂肪、コレステロールなどが挙げられます。
古くから漢方として使われてきた歴史があり、滋養強壮や強壮剤、興奮剤として用いられていました。
ニンジン
オタネニンジン(高麗人参)のことで、近所のスーパーなどで売られている野菜のことではありません。
約7割以上が中国や朝鮮半島で栽培されていて、高級なニンジンは6年ほどの年月をかけてじっくりと育てられてから流通します。
漢方においては、疲労回復や肺機能の強化、心臓の負担減などを目的に使用されることが多いです。
ニンジンには豊富なサポニンが含まれています。動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する働きがあります。
体内のコレステロールを排出して血流をスムーズにすることができます。
その他にはアルカロイドという成分も含まれています。このアルカロイドには催淫作用やストレス軽減作用があります。
勃起力アップにおける直接的な効果は期待できませんが、リラックス効果があるため、心因性EDに悩んでいる方に効果を発揮します。
西洋サンザシ
西洋サンザシはシベリアや中国北部などで自生しているバラ科の植物です。「ホーソーン」とも呼ばれることがあります。
ハーブの一種で、ヨーロッパなどを中心にして循環器系疾患の予防や治療、その他にも利尿作用もあるため肝臓の薬としても用いられてきました。
西洋サンザシにはビタミンやミネラル食物線維、フラボノイド、クエン酸、リンゴ酸などが含まれています。
これらの成分の力によって、血圧の正常化や狭心症、不整脈、冷え性などの予防効果が期待できます。
血流が改善することによってペニスの海綿体に流れ込む血液量を増加させることで、一定の精力アップ効果があります。
ジオウ
ジオウ(地黄)は中国原産のゴマノハグサ科アカヤジオウの根の部分から採れる生薬のことです。
イリドイド配糖体や糖類、アミノ酸などが含まれています。
一般的な効果・効能としては、泌尿器系の頻尿や排尿、白内障や腰痛、全身倦怠感や不整脈、糖尿病などの改善が挙げられます。
精力面においては全身の倦怠感が改善することで勃起力が高まる効果が期待できます。
精力アップ効果は期待できるのか?
ユンケルを飲む目的は、肉体疲労や病中病後、風邪などの発熱性消耗性疾患時の栄養補給です。
勃起力は身体のコンディションに大きく影響するため、肉体疲労が改善することによって多少は勃起力をアップさせることがあるかもしれません。
しかし、それは単に肉体疲労が解消されただけで、根本的な解決には至りません。
日頃の疲れが溜まっていることが原因で精力が減退している場合は一定の効果がありますが、それ以外の原因(加齢など)による場合は解消されません。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですよね?
そもそもユンケル黄帝液は上述しているとおり、肉体疲労改善などの滋養強壮を目的に開発されている商品です。
精力アップを目的としては作られていません。
プラシーボ効果による精力アップ
その他の要因としてはプラシーボ効果も考えられます。
プラシーボ効果とは、全く効果がない薬をあたかも優れた効果を実感できる薬だと信じさせて飲ませることで、本当に信じ込ませた効果が現れることを意味します。
人間の思い込みというのは恐ろしいもので、心の底から効果を信じることで、効果のないものを摂取しても一定の効果が現れることが良くあります。
ユンケル黄帝液も同様で、精力アップ効果があると思い込んで飲むことで本当に勃起力が高まることも十分にあり得る話です。
また、勃起力はメンタル面において大きく左右されます。
例えばユンケル黄帝液を飲むことで心理的に安心することによって、スムーズに勃起できる可能性もありますね。
飲み過ぎは逆効果
少しでも精力を高めようと思って1日に何本も飲む方もいますが、これは完全に逆効果です。
ユンケル黄帝液をはじめとした栄養ドリンクの大半は『1日1本』と用量が決められています。
たくさんの量を飲んだところで効果が高まらないだけでなく、過剰摂取によって副作用が現れる恐れもあります。
副作用を起こす一番の成分がカフェインです。
カフェインには覚醒作用があり、眠気を吹き飛ばす効果がありますが、過剰摂取することで下痢になったり、吐き気を催すこともあります。
このユンケル黄帝液にもカフェインが含まれています。(※1瓶30ml中に50mgの無水カフェインを配合)
常飲も要注意
栄養ドリンクは飲み過ぎだけでなく、常飲も気を付けて下さい。
多くの栄養ドリンクには成分を常温で長期間保存するために保存剤が含まれています。
ユンケル黄帝液には、パラベン(ブチルパラベンとプロピルパラベン)が保存剤として使用されています。
ブチルパラベンとプロピルパラベンは動物実験において、生殖器の異常や精子の生成量の減少など、重大な影響を及ぼすことが確認されています。
含有されている量は微量で、たまに飲むくらいなら問題はありませんが、毎日継続して飲み続けることで身体に悪影響を及ぼす恐れがあるので、常飲は控えて下さい。
精力剤を試してみよう
ユンケル黄帝液を飲んで多少勃起力が回復したとしても、根本的に解決したわけではありません。
もしあなたが加齢による精力減退に悩んでいるのであれば、精力剤を試してみて下さい。
精力剤とは文字通り、減退した精力を回復するために開発された商品です。
天然成分を中心に配合されていて、毎日継続して飲み続けることで徐々に体質が改善していき、若かった頃のような精力を取り戻すことができます。
精力剤に配合されている成分としてはアルギニンやシトルリン、亜鉛などが挙げられます。
加齢による精力減退に効果的です
男性ホルモンの分泌量は思春期の頃にピークを迎えて、その後は年齢と共に徐々に低下していきます。
40代を迎える頃にはピーク時の半分程度にまで分泌量が減少します。
その結果、若い頃と比較して勃起し難くなったと感じるのです。
また、亜鉛は精子を生成する際に欠かせない栄養素で、積極的に摂取することで質の良い精子を作り出すことができます。
ユンケル黄帝液にはこれらの栄養素が配合されていないので、男性ホルモンの分泌を促したり、生殖機能を改善する効果は期待できません。
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